地頭が悪いので「地頭力を鍛える」を要約してみた

前書き

前回、以下の記事を書きました。「思考停止で情報に溺れてはいけないよ」という話です。
melheaven.hatenadiary.jp

地頭力を鍛える」
問題解決に生かす「フェルミ推定」/ 細谷功

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フェルミ推定には3つの能力が養われます。

  • 仮説を立てて考える力
  • 全体から考える力
  • 単純に考える力

それぞれに足りてないと感じる経験があります。
ではどうすれば養えるのかを考えていきます。

仮説を立てて考える力

例えば私は「アプリ作りたいけど、いきなりプログラミング言語の学習から入っていた」経験があります。

(⌒,_ゝ⌒)ワイ「結局、続かずやめる、何があかんねん」

結論から考える事です。

「あらかじめ結論を予測して、仮説を用意する」必要があります。アプリ開発の例では「一から百を勉強するよりも、ゴールを見据えて必要な知識だけを学べば良い」という考え方です。

(⌒,_ゝ⌒)ワイ「プログラミングについて何も知らんと、そんなん仮説すら立てられへんやん」

個人で前提条件を立てて、仮説を想定してください。

「アプリで何を成し遂げたいのか」→「アプリのコンセプト」→「アプリの機能」→「使用技術・言語」→「必要モジュール・環境」→・・・といった感じで逆算しながら考えていく必要があります。野球選手も「メジャーでプレーする」→「まず日本球界で活躍」→「一軍レギュラー」→「プロ入団」→「高校で活躍」→・・・とゴールを明確にしている選手ほど活躍されている印象です。

とりあえず「少ない情報から仮説を立てる」必要があります。ここに正確な精度は不必要で「おおよそ合っていたら」でいいのです。狂い出したら新しくプランBを構築します。そうする事で自然に情報感度も向上して、さらに正確な仮説を構築できるみたいです。

練習として競技プログラミングを勉強します。問題から結論へ至るまでの論理仮説を構築して、実装する習慣がつきます。瞬時に「ああこれだと実行時間オーバーするな」と計算量を計算できる能力も身につきます。

全体から考える力

「結局、何が言いたい?」って言われたりする事ありません?よく言われるんですよね。面接とかで。

ホストが好きでホスト系Youtuberの動画をよく見てるんですけど、やっぱり話術の達人ですよね。話の全体像が分かりやすいです。

「結論」→「大まかな話の流れ(ストーリー)」→「ストーリーを分解、具体的な話」

こんな感じで話されているので、復習を2度しながら話を聞いている感じになります。
「結論」と「大まかなストーリー」が最初にくることにより、話の中で「いつ終わるか分からない」恐怖がかなり薄れます。

(⌒,_ゝ⌒)ワイ「そんなんいきなり出来へんわ」

自分の中の相対座標より絶対座標で考えます。

(⌒,_ゝ⌒)ワイ「は?何言うてんねん、コイツ」

個人的には達観した感じで神になったつもりでいるのがいいかもしれません。「前でゴミを捨てた人」がした時、安易に「その人が悪い」と決めつけてもいいのでしょうか。

「ゴミを捨てた人」に着目するのでは無く、社会全体について考えます。

「ゴミを捨てる場所がない」「ゴミを捨ててはいけないと言う事が周知されていない」「ゴミで手が汚れやすく捨てたい気持ちでいっぱい」といった様々な切り口で考えると、背景がいくらでも考えられますね。

普段から取り組む仕事でも全体を把握しながら活動を進めると良いそうです。

単純に考える力

「自分が伝えたい事を全部伝えようとしてしまい、結局何も印象にない」と言うことがありませんか?
自分も研究活動報告でそんな感じでしたね・・・

情報量が多い場合、話の本質が見えにくくなります。話が上手い人って難しい話でも分かりやすいですよね。イメージするなら塾講師とかです。

塾講師の人って「難しい内容を身の回りの何かに例えがち」な気がします。情報の枝葉を削ぎ落として、身の回りの何かに抽象化しているんです。抽象化するには「難しい情報」と「身の回りの何か」との間の共通点(これが本質)を導き出しています。本質以外の情報は一旦削ぎ落としていますよね。

(⌒,_ゝ⌒)ワイ「どうすればそんなん出来ねん」

本のレビューとかします。本って情報量多いですし、本質を見つけて要約する事が必要です。そこから自分に落とし込んで考える事に抽象化スキルを適用できますよね。

まとめ

以下の事をすると良いそうです。

  • 仮説を立てて考える力 → 競技プログラミングで手を動かす前に仮説を立てて実装
  • 全体から考える力 → 「結論➡︎全体を大まかに➡︎具体的」を意識して話す
  • 単純に考える力 → 難しめの本のレビュー